あなたの周りにイライラしている人はいないですか？！
仕事に例えると、業務量を膨大に抱えていないですか？！
仕事や恋愛、日常生活で使えるコミュニケーションスキル。
その名も、「カチッサー効果」
今回は、理由があれば安心する心理学について解説していきます。
こんなシーンにオススメ
- 【上司】 仕事を依頼するも、部下が納得しない
- 【部下】 頼まれた仕事の目的が分からない
- 【営業】 交渉をうまく進めたい
- 【恋愛】 デートの承諾率を上げたい
- 【案内】 何が原因で待っているのか分からない
【実例】
～あなたの周りにいないですか～
私の周囲には、不平・不満を抱えている方が複数名存在しています。
それは何が原因なんでしょう？！
大事なポイントは、「ひとこと理由を添えること」です。
【上司側の原因】
・教育、育成することよりに注力していない？！
・完全に見下している？！
・部下を駒として扱っている？！
・人として捉えていない？！
結果・・・指示が乱暴である。（目的無し・理由無し・期日のみ）
【部下側の原因】
・とりあえず、「はい、分かりました」と返事してしまう。
・指示内容に何かしらの疑問を持つことができない。
・上司に対する苦手意識から脱却できていない。
・自身にも原因があることに気づいていない。
結果・・・生み出すものは上司への不平・不満しかない。
これではチームワークも醸成せず、仕事も円滑に進みませんね！
カチッサー効果とは
ハーバード大学の心理学者「エレン・ランガー」さんが、
1970年代に行った実験から言葉が生まれています。
ある働きかけにより、深く考えることなく行動を起こしてしまう心理現象
【コピー機の実験】
◆実証実験◆ ～先頭が譲ってくれる確率の検証～
順番待ちをしているコピー機の一番先頭の人に、3通りの言い方をしました。
①、「すいません、5枚だけ先にコピーをとらせてもらえませんか？」
②、「すいません、5枚だけ先にコピーをとらせてもらえませんか？急いでいるもので。」
③、「すいません、5枚だけコピーをとる必要があるので先にコピーをとらせてもらえませんか？」
◆実験結果◆
①、要求のみ伝えた場合
60％の人が譲ってくれました。
②、正当な理由を伝えた場合
94％ の人が譲ってくれました。
③、理不尽ともとれる理由を伝えた場合
93％の人が譲ってくれました。
◆結論◆
どんな理由でもいい、理由があれば「安心」できる
理由らしいことを言えば、大体の人が頼みを承諾してくれていることが分かります。
その理由には、正当性は関係ないのです！
「〇〇なので」という行動が正当化されるのです。
◆例外◆
お願いのハードルが高くなると、要求が通るのは難しくなります。
先ほどのコピー用紙を20枚にしたとき、
①24％ ②42％ ③24％ となっています。
さらに理由の正当性がなければ、ほとんど受け入れられなくなります。
些細なお願いであることがポイントです
一例
お願いする理由は何でもOK
例①：「ご迷惑をおかけします。道路工事をしています」
例②：「この飛行機は、運航上の理由により約3時間遅れる見込みです」
例③：「この商品が売れないと帰れないんです」
相手にメリットがない理由でもOK
人間とは！
「理由」を知りたがります。
たとえ根拠がなくても、「理由」が必要なのです。
「理由」を告げなければ、モチベーションは低下します。
「〇〇なので」という言葉は、人間同士の潤滑剤の役割を果たしています。
まとめ
カチッサー効果は、仕事や案内など様々な場面で応用が可能です。
人が動くのは、結局はその人自身が決めて判断しています。
動くキッカケを与えるのも人です。
相手を動かす影響力を与える必要がありますね。
人を動かしたい、承認・承諾を得たいときは、意識してカチッサー効果を活用してみましょう。
WIN-WINの関係を築くことが、双方の幸せにつながります！
最後に！
本記事を通じて、カチッサー効果について少しでも参考になれば幸いです。
一歩ずつ、進んでいきましょう。
サワディーから5つの助言
- いつでも前向き
- 諦めない気持ち
- 自分を信じよう
- やればできる！
- 行動あるのみ！
ご一読ありがとうございます。
私自身もまだまだ未熟ですので、お互い前向きに諦めずに取り組んでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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