エクセル(Excel)の中でも、利用頻度が多いものに『関数』があります。
まさに『エクセル(Excel)=関数』といってもいいほど最高の機能です!
私自身は、関数を使用するようになってから、電卓を使用しなくなりました。
すべて、エクセル(Excel)上で解決しています。
今回は、関数とは何なのか?を解説していきます。
関数って何?!
関数とは、一言でいうと『エクセル(Excel)の便利機能』のことです。
エクセル(Excel)には、数式を利用してさまざまな計算を行うことができます。
しかし数式で解決しようとすると、計算が複雑になるにつれて数式が複雑化していきます。
そこで数式の複雑化を解決するのが『関数』なのです。
数式で平均値を求める場合
「15」「22」「38」の平均値を求めたい。
◆平均値を求めるには
=(15+22+38)/3
=25
関数を使用して平均値を求める場合
「15」「22」「38」の平均値を求めたい。
◆平均値を求めるには
=「AVERAGE関数」
=25
要するに・・・
求めたい母数が多くなるほど、数式は複雑化していきます。
それを一瞬で解決するのが『関数』なのです。
関数って決まり事はあるの?!
結論からいうと、必ず「=」(等号)から始まります。
関数には、入力値である「引数(ひきすう)」を数式に組み込む必要があります。
引数を「,」で区切って指定する場合
=関数名(引数①,引数②,引数③,・・・)
◆「15」「22」「38」の平均値を求めるには
=AVERAGE(15,22,38)
=25
引数を「セル範囲」で指定する場合
=関数名(セル参照①:セル参照③)
指定した区間のセルの間に「:」(コロン)を使用します。
◆「15」「22」「38」の平均値を求めるには
=AVERAGE(開始セル:終了セル)
=25
関数のココが便利
関数を覚えておくだけで、その瞬間、エクセル(Excel)の達人になったようなものです。
関数ってどんな種類があるの?!
関数の分類
【数学・三角関数】
四則演算や三角比など、数学に関すて計算する関数です。
例:SUM(数値の合計)、ROUND(指定桁数で四捨五入)
【統計】
平均値や最大値など、統計データを分析する関数です。
例:AVERAGE(平均)、COUNT(数値の個数を求める)
【日付・時刻】
日付や時刻に関する関数です。
例:TODAY(現在の日付を表示)、NOW(現在の日付と時計を表示)
【財務】
貯蓄や投資、借入や返済、減価償却などを計算する関数です。
例:PMT(元利均等返済における返済金額を求める)
【論理】
条件判定用の論理式を判断する関数です。
例:IF(条件によって式を変える)、TRUE(常に真「TRUE」であることを表す)
【情報】
セルやシートの情報を取得するための関数です。
例:ISERROR(対象の値がエラーかどうか調べる)
【検索・行列】
条件に一致するセルの値や、位置の検索などを行う関数です。
例:VLOOKUP(縦方向に検索して値を抽出する)
【データベース】
条件をもとに抽出したデータにおける、最大値や平均値などを計算する関数です。
例:DCOUNT(条件を満たす数値の個数を求める)
【文字列操作】
文字列の長さの判断や、特定の文字列を抽出する関数です。
例:LEFT(文字列の左端から指定数の文字を取り出す)
【エンジニアリング】
n進数の変換や複素数の計算など、工学分野の計算に関わる関数です。
例:DELTA(2つの数値が等しいかどうか調べる)
【キューブ】
オンライン分析処理で利用する多次元データベース「キューブ」を操作する関数です。
例:CUBESET(キューブからセットを取り出す)
【Web】
インターネット、イントラネットからデータを抽出する関数です。
例:ENCODEURL(文字列をURL形式にエンコードする)
【互換性関数】
Excelの古いバージョンに対応するための関数です。
例:RANK(順位を求める)
関数を使いこなすために
関数を使いこなすためには、関数を理解することが必要です。
決して全て覚える必要はありません。
使用するのは、ほんの一部です。
まずは、関数の使用頻度を増やして、関数に慣れていくことから初めてみましょう。
最後に!
関数を使いこなして、作業効率向上に繋げよう。
私の合言葉は、~効率化を図り、人生を豊かなものに変えよう~
さぁExcelを一歩ずつ習得し、未来を切り開いていこう!!!
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